ハーレーエンジンについて知ろう

TC96エンジンとは?

TC96エンジンは、TC88エンジンの排気量を96キュービックインチにアップさせたもの、と考えて良いでしょう。
ただし、排気量を大きくしただけではなく、エンジン全体に改良が加えられています。

排気量をアップさせるのに、ストロークアップの手法が使われています。
つまり、ピストンの回転を早くする(ボアアップ)のではなく、ピストンの移動距離を長くすることによって、回転数は同じでありながら、ストローク1回ごとの力が強くなるのです。
このため、エンジンの回転を押さえているときに、トルク感(どこどこどこどこ・・・と響く感じ)が強くなります。

2006年に発表されたTC88ダイナシリーズは、ミッションの6速化が行われ、低いエンジン回転数でのより高速な走行が可能となりました。
また、インジェクションの導入も行われました。

インジェクションとは、エンジンの燃焼効率を上げるために、ガソリンと空気の最適な比率を、コンピュータ制御により実現するというシステムで、排気ガスもよりクリーンになるため、環境性能も向上することになります。

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