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レボリューションエンジンとは?
ハーレーが採用してきたエンジンの中でも、レボリューションエンジンは異色の存在です。
ハーレーが主に採用しているのは「4ストローク OHV V型2気筒エンジン」なのですが、レボリューションエンジンはDOHCエンジンなのです。
OHV構造のエンジンは、車・バイクの社会全体から見れば、やや時代遅れとも言える構造なのですが、ハーレーは独特の走りの味・トルク感を大事にするために、あえてOHV構造を採用し続けてきたとも言えます。
ただ、車・バイク社会全体の流れはDOHCエンジンに傾いています。
またそれまで採用してきた「空冷」のシステムではなく「水冷」を採用しています。
空冷とは、バイクが走行するときに起こる風で、エンジンの熱を冷ますという仕組みです。
これに対し、水冷とは、冷却水・クーラント液を、エンジンの周りに循環させることで、より効率よくエンジンの熱を冷ますというシステムです。
空冷より水冷のほうが、熱を効率よく冷ますことができる、というメリットがあります。
以上のように、レボリューションエンジンの採用は、ハーレーの歴史の中でも異例のことであったと言えるのです。